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The Alex Parche Project / THE ALEX PARCHE PROJECT (失恋船長)
Mainline Riders / Quartz / QUARTZ (火薬バカ一代)
Quartz / QUARTZ (火薬バカ一代)


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Gino Gino / Gino Gino / Amazone
本名ウィルトルート・リヒターというAmazonさん
彼女のデビューは欧州産のディスコ
このエレポップに懐かしい空気を味わってください
日本人がカヴァーして売れそうなヤツです
全盛期の西城秀樹や郷ひろみに何故見つからなかったのでしょうか?
ジーノジーノと繰り返すリフレインとダンサンブルなビート
歌謡テイストも抜群ですよ
メタル系のリスナーならば握り拳を叩きつけるでしょう
でも彼女は後にアレックス・パルシュさんのアルバムに参加する実力派なのです
その真贋をお試しあれ

失恋船長 (2025-05-03 05:09:24)


The Alex Parche Project / THE ALEX PARCHE PROJECT
テイチクのメタルマニアから国内盤も出ている、ドイツロック界の黎明期を支えた1人と知られているらしいのだが、日本では英米のライターがドイツの音楽をクラウトロックとバカにしていた時代があり、それを意識して適切に扱ってこなかった時代がある。
それ故に、彼の存在はほとんど伝えられてこなかったのだが、正統派メタル冬の時代に、日本のレーベルは本気出して、メタル系の音楽を探していたのでしょうか?遅れてきたルーキーとして、彼の存在が日の目を浴びる事となります。

かく言うワタクシも彼を知ったのは10年位前で、ウド・ダークシュナイダーの副業を調べていたらヒットしたという程度です。そしてアレックスの過去を調べると、ワタクシの興味にピタリとハマり深掘りするのですが、今作に参加したウドを始め、レオン・ゴーウィー、フェルナンド・ガルシア、テッド・ブレット、アマゾネという顔ぶれを見ても、その人脈の広さを垣間見ます。


彼のルーツにどの程度、メタルの素養があるのかは分かりませんが、多様な楽曲を用意、○○風味もあるのだが、ネオクラ風味のインストから変わり種は勿論、オーセンティックなサウンドまで、割と聞きやすい楽曲が中心で、4分を切るコンパクトな楽曲が多いので視聴感も高い、キーボードの使い方がポップスよりというか、欧州エレポップなのが、その役割を果たしている。

ある意味、メタル初心者にとっては、とても聴きやすい部類のバンドなんですね。超絶売れたメジャーロックよりも、マイナー調のメロディと大衆性を完備した奇妙なマッチングを高次元で達成した⑦あたりを是非とも聴いて欲しい。チェロの音色に導かれるパートなどグッとくるだろう。その流れを壊さない⑧のイントロは日本人の心に響く演歌チックな魅力もあり、後半メジャーに展開する曲調はやっぱり聴きやすい。

ちなみに女性シンガーのAmazonさん、今最も検索出来ない名前を持つ不幸な女性シンガーなのだが、元々はポップ系のシンガーでデビュー、その後、フルアルバムをリリースしている。現在は何をやっているのかは分からないが80年代に活躍した女性シンガーだ。ちなみにアルバムの方はメタルバブルも意識した、これまた大衆性を完備したゴキゲンなロックをやっている。

哀愁のメロディと大衆性を完備した、嫌味の無い売れる要素も高い欧州型のハードサウンド、無駄なアレンジを排して聴きやすくまとめているが、けして軟弱に成り下がっているのではない、これがアレックスのルーツなのかも知れないと思わせるのが最大のポイントだろう。

失恋船長 ★★★ (2025-05-03 04:48:07)


Mainline Riders / Quartz / QUARTZ
重々しく刻まれるGリフといい、重厚な曲調や後半テンポアップする曲展開といい、
(指摘通り)まさしく“HEAVEN AND HELL”の原型的な名曲。
Voもロニーとオジーのちょうど中間ぐらいの声質で。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-05-01 23:11:55)


Quartz / QUARTZ

様式美BLACK SABBATHを支えた陰の功労者、故ジェフ・ニコルズ(Key)が在籍していことでも大事なバンドQUARTZが、BLACK SABBATHのトニー・アイオミにプロデュースを依頼し(結構ノリノリでアルバム作りに協力してくれたらしい)'77年に発表した『クォーツ・デビュー』なる新作腕時計の宣伝文句みたいな邦題が冠された1stアルバム。
彼らに関しては2nd『STAND UP AND FIGHT』(’81年)でその存在を知ったこともあり、てっきりNWOBHM集団に属するバンドだと思っていましたが、実際は結成時期が60年代まで遡る超ベテラン。なので本作に託されているサウンドにヘヴィ・メタリックな切れ味や疾走感は然程でもなく、寧ろ全体をベールのように被う薄暗さやシケシケ感等、兄貴分のBLACK SABBATHに薫陶を受けた70年代HRテイストが色濃く滲む仕上がりとなっています。一方で単なるサバス・フォロワーの地位に甘んじてはおらず、燻し銀のVoが歌う、愁いを湛えたメロディを携えて重厚に展開されるOPナンバー①なんて“HEAVEN AND HELL”を先取りしてしまったかのような名曲ぶりですし、後に続くKey/フルート/アコギを有用した、ちょいプログレ風味も入ったアレンジが初期MAGNUMを思わす②も最高。キャッチーなブギー③、ポップな序盤からシリアスに熱量を増していく④、ファズの効いたGが暴れ回るヘヴィな⑤…と続いた時点で、個人的には本作の完成度を確信するには十分過ぎるぐらいでしたよ。
新人バンドのフレッシュさとは無縁かもしらねど、代わりにこれがデビュー作とは思えぬベテランばりの貫禄と風格に痺れる一作です。(というか実際既に10年選手なんですけども)

火薬バカ一代 ★★★ (2025-05-01 00:31:10)