④ASIA - THE SMILE HAS LEFT YOUR EVES ベタですよね このベタさがたまらん 職人集団が作り出した究極の大衆サウンド 産業ロックを声高に非難するラジオDJとその信者 その言葉を生み出した人物が資本主義の波に飲み込まれる姿は滑稽でした ワタクシにとっての産業ロックは売れるための音楽に非ず 時代にすり寄り方向性を変えまくる金満バンドである 今のMETALLICAなど顕著だろう このバンドサウンドはホンマモンです 売れる音楽を作るなんて難行ですからね 名前に乗っかる方がよっぽど楽
⑥ALL FOR METAL - Run 迫力のあるステージとバックステージを巧みに映し出すPV その両面を見せてくれたPVが面白い 曲もノリノリで男臭いがキャッチーなメロディが駆け抜ける グロウル一歩手前と清々しい歌声と対比が面白い ギターチームは並 あとベースの音が聞こえん ドラムも単調だったりと迫力不足な面もあるのだが 二人のシンガーを際立たせる演出なんだろう
⑦Fergie Frederiksen - Last Battle of My War ドラマティックですよね フレギーが歌う事で深みが増します 良く練り込まれた楽曲 玄人好みの演出がこれまたイイですよね
⑧GRAND SLAM - SILENT NIGHT このバンドのお得意の哀愁とキャッチーなメロディ この甘酸っぱさと青春ロックがうまいこと融合している ドラムは本間大嗣がヘルプ その効果もあり演奏は今まで以上に締まっているが シンプルなプレイで大人しめ そういうオーダーだったのだろう こういう曲を上手く歌うシンガーって日本には中々いないんだよなぁ マーシーだとコッテリしちゃうんだけど聴いてみたいなぁ
⑥Crystal Wars - Body To Body 女性4人組のハードポップスタイル ビーイング系ですかねぇ 曲は我らが早川めぐみ嬢が歌っていましたね こういう選曲されると手が出るのよ オリジナルは亜嵐知子さんですけどね ああいうシティーポップ人気出ているから 早川めぐみ嬢も含めてみんな見直されて欲しいねぇ
⑧Alcatrazz - Bring On The Rawk 実にアルカトラスらしい疾走ナンバーですね イングヴェイ時代のネオクラ路線に回帰した一枚 グラハムがいればいいのだ と寝ぼけた事を言われた時には唖然としましたが BURRN!信者でもラジオDJに心酔した経験がないので 音楽性にしか興味なし Born Innocentは期待外れだった
⑨RAINBOW - Wolf To The Moon RAINBOWの作品では一番評価の低いドゥギー・ホワイト時代のアルバム オープニングナンバーらしいリッチー・ブラックモア印満載の一曲 ロニー・ロメロよりはRAINBOWに適したシンガーだと思う 野暮ったさはあるが声に湿り気があるからね リッチー・ブラックモアは久しぶりにキレてましたよ 雰囲気バッチリ これが売れずにリッチー・ブラックモアはルネッサンスの世界へと旅立つ 樋口カッターである
①Scorpions - Lust Or Love 華やかだった80年代の名残がありますね アルバム自体はダークでヘヴィな色彩を強めたので 少々埋もれがちですが リラックスして歌うクラウスも艶があっていい こういうスコーピオンズも悪くない
②Impellitteri - Stand In Line グラハム・ボネットのカッコよさは大声で張り上げるのではなく この抑えた感じでもパワフルさと彼特有のニヒリズム それが最大の魅力だと思っている 中低音域を駆使してレンジの広さを見せつける インペリテリにとってはグラハムとの仕事感は否めないのだが 両者の組み合わせには可能性があった イングヴェイもどきと叩かれたりしたが 別のタイプだった
③Anthem - Love in Vain 柴田直人の夢であるグラハム・ボネットとの共演 清水のギターワークに惚れ惚れするのだが こういうガチンコメタルをグラハム・ボネットが歌うのは貴重 もっと海外のマニアにも知ってほしい このヴァージョンを聴き 森川之雄の凄さを逆に再認識しましたね でもグラハム・ボネットはこの曲を自身のバンドでやるべきであろう 良さが出ている
④GLASGOW - SECRETS IN THE DARK このバンドらしくない曲となるのですが シングル一発を狙ったのでね アルバム自体がメロディアスなものになっていたので 違和感はないのですが NWOBHMファイター時代を知っているだけに違和感は拭えない しかし曲の良さが打ち消す
①PARADOX - One Way Ticket to Die チャーリー・スタインハウアーの一人メタルプロジェクトになった やりたい事をやり切りたいという思いもあるのだろうか? High Roller Recordsはこういうバンドを拾い上げるね 古くて新しいサウンドが好きなマニアには信頼のあるレーベルです
②BERGFRIED - Queen of the Dead 日本では女に生まれたが最後 性的な魅力を武器にしないとバンド活動もままならない 残酷な話だが画にならないメンバーは排除されるのだから 日本でもネモフィラで金儲けしようとしたメディアには吐き気を覚えるのだが どうせならばBABY METALで儲けたらよかったのにね まぁロリコン趣味がなかったのだろう? このバンドも女性シンガーはメインをはるが そういう意味での金稼ぎはしない 麗しのNWOBHMサウンド そこにファンタジックな味付けをするも 煌びやかなキーボードが出てこないのが 歯ごたえとなる 硬軟交えたサウンドと古めかしいスタイル 聴きやすいですよね まぁ熟女系は持ち上げてくれなかぁ
⑧SINTAGE - Blood Upon the Stage ドイツ産の正統派メタルバンド ここまでくるとちょっと恥ずかしかったりする 最近はSpotifyでメジャーメタルを聴く機会が増えたのが 耳を贅沢にさせてしまった ドラムの音も苦手たが 彼らの姿勢はオールドスクールなマニアにはたまらんだろう 懐かしき欧州メタルです
⑨WARLORD - Lost Archange もうこのドラマには出会えないんだよなぁ と妙に感傷的な気分になるのですが このバンドが地下メタルに与えた影響は計り知れない 大物になれる可能性を秘めたバンドだった 志に共感した仲間が作り上げた遺作 たまらん
⑩Teaser Sweet - Deep in the Woods 13日の金曜日よろしくなPV VHS風の粗い画像が女性シンガーを若く見せている 彼女の歌声が妙に この血なまぐさいサウンドを中和 まさにホラー映画のヒロイン的な役割を担っている 古典メタルの美徳 そういうものを踏襲したサウンド レーベルらしいバンドですよ
①Treat - 1985 前作が完全にやりにいったアルバムだった サウンドメイクも今風過ぎて恥ずかしいたらありゃしない この曲を聴く限りサウンドメイクは改善 そしてメタルバブル全盛のサウンドである あざとさ前回の前作よりは好みだけど でもHome Of The Braveとかはキラーだったねぇ この曲もだけどラジオフレンドリー過ぎませんかねぇ
②Hell in the Club - Magnetars ラジオフレンドリーですよねぇ でもハードで熱いロックの持つ情熱系と 爽やかさが共存 鋭いエッジを中和すているのですが 歌い手もこれまた魅力 日本では描かれない女性像 アイドル文化が根付いているからね それにしても日本人はこういうメロディスハード好きなのに なぜ自国から生まれないのだろうねぇ?
③Ambition - Too Much このバンドのことを忘れていましたね 良く無いなぁ サブスク生活の弊害ですが 数年後に価値が上がる見込みもないバンドの CDなんて無駄にも程があると思う 現実主義者としては3000円も超える商品になんの価値も見出せません ましてやレコード会社とのマッチポンプライナーノーツに一円も払いたくない こういうバンドを知っている人が少なすぎる 雑誌に頼りすぎなんだよなぁ
⑤SABER TIGER - Land Of Sorrow ヴォーカルは正式な音源を残せなかった叫さん 彼の空間を切り裂くシャープなハイトーンは唯一無二の個性を放っていた 木下御大は今のサウンドに満足しているのだろうか? 本当はもっとオールドスクールなものをやりたいと思う やっぱりMABOROSHIは今のバンドにとっては古すぎる しかし多くのファンはあのスタンスを求めているだろう 難しい問題だ
⑥Alcatrazz - Rock You To The Ground (Live In Japan) 2019年のライブ ギターはジョー・スタンプ ダークなサウンドにジョーの荒々しいギターワークがよく似合う グラハム・ボネットもライブらしい荒さが逆に生々しいくてカッコいい あの歳でも果敢に攻める姿勢に唸る これ手直ししてないよねぇ
⑦Blue Oyster Cult - Career of Evil このバンドらしい怪しさがいいですよね サイケデリックさはあるがドゥームさは皆無 雑誌に書いてあるからドゥームってねぇ SAXONアメリカンナイズドだしNWOBHM四天王だよなぇ 日本って怖いよ アルバムのオープニングナンバーとしては完璧でしょう 次はどんな曲が飛び出すか掴みましたよね
⑧亜蘭知子 - Body to Body 早川めぐみ嬢も歌いました オリジナルな亜蘭知子 オシャレな奴ですが 日本人好みの情緒と洗練度 そして情念があります ダンサンブルなナンバーですが ドライじゃないブルーな色彩なんですよね
⑨RAINBOW - Mistreated 渡米後のカヴァーデイルが歌う奴はチョット吠えすぎでね ロニーの方が大切に情感を込めて歌ってくれる なによりリッチーが一期一会のギターで魅了 Live in Munich 1977ヴァージョンを堪能 コージー・パウエルちょっとちょっとなツッコミを入れたくなる ドラムで存在感を出しすぎます これぞロックコンサートかぁ それにしてもロニーは本当に素晴らしい リッチー様と呼びたくなります
⑩STEEL BARS- Wait On Love THE BIG DEALのアナ・ニコリッチとネヴェナ・ブランコヴィッチをフィーチャーしました オリジナルよりも好きだったりしますが プロデューサーのアレサンドロ・デルペッキオ押し過ぎじゃありませんかね 二人の美声を堪能できる いい選曲ですねぇ
①Whitesnake - Walking In The Shadow Of The Blues サーペンスアルバム以前のホワイトスネイクにしか興味がない IS THIS LIVEはブライアン・アダムスにしか聴こえないと酒井が言えば 便乗するアホウが大量発生 あのアルバムなんてヘアメタルのなれの果てでしかない 顔面整形を繰り返すインフルエンサーのようなカヴァーディル 初期のブルースマインドを金に換えた金満バンド 成功と引き換えに素晴らしいフィーリングを失った メジャーになりすぎた弊害は今も続く この時代のカヴァーディルは本当にカッコいい ギターもリズムも最高 第三期DP路線を継承するブルースベースのハードサウンド カッコいいねぇ
②Phenomena - Move, You Lose! レイ・ギランの伸びやかな歌声が英国ロックによく似合う メロディアスかつポップでキャッチ- 癖になるサビメロだ
③Badlands - The Last Time オジーとの仕事に愛想をつかしたジェイク ギターソロのテイクでのエピソードは実に面白かった 何度も弾かせ 頭にきたので一番最初に弾いたのをやったら それだよジェイクと言われた オジーは作曲もできないし歌メロも怪しいからね ギターヒーローだったジェイク 時代的にギターヒーローを必要としなくなったが ジェイクは最高にカッコいい 相変わらず画になるギタリストだ ドラムの音が好きになれないのだが曲自体は シングル向けでよかった
⑥BUDGIE - I turned to stone NWOBHMに影響を与えたバンドが 逆にNWOBHMからアイデアを得るという 掟破りサウンド 当時としてはモダンだった こういう風に聴くとNWOBHMというのは新しい風だったのだろう こればBUDGIEかという疑問符はつくが 曲自体に罪はない ドラマティックだ