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Riders of the Ancient Storm

メディアの批評に踊らされるアップデート出来ない人たちによって日本ではB級メタルの烙印を押されたバンド。日本独自の論調、しかもごくごく限られた一部の信者による妄言なので今の時代では通用しないので問題なし。

しかし、このバンドが復活するとはね。恐ろしくメロディアスな疾走ナンバーで幕開け、ヨッ待ってましたと言いたくなる爽快感に溢れた北欧マインド全開のメロディックロックで掴みはOK。②では様式美スタイルを提示、シンフォニックな幕開けのヘヴィな③と続き、このバンドの復活作に対する本気度の強さを感じる。

1987年にポール・グレイとパトリック・カールソンを加えた4人編成でデモを作った実績のある彼ら、アルバムリリースにはこぎ着けなかったが、今作には、そこからのアイデアはあるのだろうか興味は尽きない。北欧のメタル戦士、彼らの復活劇に尽力したNo Remorse Recordsには感謝しかない。

⑤はサバス風味の大作ナンバーまで披露。キャッチーなメロディと勇壮さがブレンドされた⑥、そして⑦は初期RAINBOWスタイルときた、①のインパクトが強いのだが、アルバムの中で一番仕掛けが多いのが④、プログレッシブな展開に息を呑む。中盤の展開は完全に裏切られたね。


奇跡の復活作をリリースした彼ら、全ての時代を飲み込み乗り越えた記念碑的復活作。それだけに今年に入りラグネ・ウォールキストが亡くなったのは残念だ。バンドは存続するのだろうか?是非とも元祖北欧メタルの血を絶やさないで欲しい。
このアルバムはクラシックロックの旅路だ。色彩美豊かな楽曲を揃え、自らのルーツと向き合っている。なにより北欧及び、その近郊の諸外国に多大なる影響を与えた彼らの革新的なサウンドの真髄を披露した。

不当な扱いを受けた日本での人気を考えると今作に対するリアクションが良いとは思えないのだが、降り注ぐオーロラの輝き、甘美なスウィートメロディこそ、北欧メタルの醍醐味だ。そういう感覚はワタクシの中にも大きくあるのだが、このバンドの作り上げたサウンドもまた、北欧ブランドなのである。真のバイキングメタル。そう呼ぶに相応しい一枚であろう。

失恋船長 ★★★ (2025-04-22 23:21:45)


Stronger Than Evil / Stronger Than Evil
死屍累々の戦場に仁王立ち咆哮を上げるヴァイキングというアートワークの世界を
そのまんま音に落とし込んでしまったかのような、荒々しく勇猛なアルバム表題曲。
ヴァイキング軍団の行進を思わす重厚な曲調と、そこからテンポアップして走り出す
Gソロの劇的さにも痺れますよ。“邪悪の化身”なる邦題に名前負けていない名曲。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-04-22 22:58:32)


Full Speed at High Level

北欧はスウェーデンのメタルパイオニアとして知られる伝説のバンド。北欧メタルはEUROPEが歴史を作ったと大嘘をつく輩がいるが、あれは完全に雑誌に書いてあったのだろう。アメリカで売れた北欧のバンドというのならば了承するのですが、英国に近いスウェーデンでNWOBHMの影響を受けないわけがない、ましてやロックの伝承など、日本よりも身近に感じただろう。
今作を聴き、その武骨なロックサウンドは北欧ブランドが確立する前の、純度の高いロックイズムを感じる。しかし、内から溢れ出るメロディセンスは、日本人に和があるように、このバンドにも冷気が吹き荒れる。バイキングの伝承、私には、磨けば光る原石を前に、つくづくそう思いますね。

オリジナルのアナログ盤は入手不可能でしょう。ましてや高額の取引など無意味。それならばアンオフィシャルだろうが嘘くさいCDを買った方がマシだ。アイデアはあるが、その方法を具現化しきれていない未消化な部分もあるが、そのインプロヴィゼーション然とした演奏は、70年代ロックの系譜に連なるモノ。11分にも及び大作ナンバー、そのブルースフィーリング溢れるインストパート、そしてテンポアップする構成に、このバンドの本質を見ますね。トリオならではのインストバトルも悪くないが、面白味に欠けるというか長尺に感じるのだが、並のバンドではやりきれない創作意欲を感じます。影響を受けたアーティストの側面を素直に映し出すという手法は非難されるべきではない。

まぁ紺野ぶるま、よろしくの芽吹きました、なサウンドに、文句を言えばキリが無い。日本同様、ロックをどう録音してミキシングするのか術がないという感じもするのだが、もう少し上手く演奏するべきだ。その手直し無しの一発勝負というのか、フィーリング的に良いテイクならばミスもOKという姿勢に70年代を感じますね。

久しぶりに聴きましたが、やはり欠点も込みで愛すべき一枚ですね。北欧メタルを礎を築いたバンドの記念碑的アルバム。オフィシャル盤が出ないのはマスターテープがないのかな?

音質は良くないがソリッドかつ攻撃的な姿勢を前のめりで見せつけた意欲作。デビュー作としては十分であろう。垢抜けない=マイナー。しかし商業的になりすぎるのはロック本来の魅力を削ぐ形になる。
何を持ってメジャーかは人それぞれ、ワタクシは、この垢抜けないイモ臭さも大好物です。歳食いましたので、色んな音楽を聴きました。
耐性が出来ていますので、しかし、初心者にはとてもじゃないが勧められない一枚である。歌はなんとかならんかったか、不安定にも程があるぞ。
この脆弱な歌声じゃ、バンドサウンドになんの恩恵を与えられないじゃん。

マニア向けとはいいたくないが、理解のある猛者でなければ、太刀打ち不可能であろう。それにしても北欧のバンドはDEEP PURPLE好きなんだなぁ。そこに激しく共感しますよね。

失恋船長 ★★ (2025-04-22 04:01:45)


Stronger Than Evil

ラグネ(Vo、G)とスティルビョルン(Vo、Ds)のヴァールクイスト兄弟を中心に結成されたスウェーデンはストックホルム出身のHEAVY LOADが、'83年に発表した3rdアルバムにして一先ずの最終作。「美旋律」「クラシカル」といったキーワードを最優先に北欧メタル作品をチェックしていた身ゆえ、バーバリアンが咆哮する本作のジャケットと邦題『邪悪の化身』を一目見て「これは後回しにしよう」と華麗にスルー。したらばすぐに廃盤になっちゃうわ、中古盤価格もグングン上昇するわで、「もっと早く購入しときゃ良かった」と臍を噛む羽目になったことでも思い出深い1枚であります。
そんなわけで見た目こそB級メタル臭が濃厚に漂いますが、ツインGを生かしたJUDAS PRIEST型疾走ナンバー①、引っ掛かり気味に進行する曲展開がIRON MAIDENを思わす②③、温度の低いVoのヘタウマな歌唱がうら悲しさを増幅する④…と、NWOBHMの洗礼を受けつつ、そこに北欧のバンドならではのメロディ・センスも注入された収録曲は捨て曲なしのクオリティを提示。主要メンバーが歌える強みを生かしたハーモニーも意外に分厚く、中でも7分越えのアルバム表題曲⑤は、アートワークの世界をそのまま音に移し替えたような勇猛かつドラマティックなヴァイキング・メタルの名曲に仕上がっています。
そもそも、本当に怪しいバンドだったらフィル・ライノットがゲスト参加したりはしないわけで、彼がBを弾いている哀愁のメロディを乗せリズミカルかつキャッチーに弾む⑥や、ノリ良くポップな⑦等、メジャー・フィールドへの目配せもさりげなく決まった充実作だっただけに、後が続かなったことが悔やまれますね。再結成作はどんなもんでしょうか。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-04-21 23:19:11)


Monsters of the Night
実質バンドは解散状態だった時期に起死回生を狙いリリースされたと言われるシングル盤だが、北欧のマイナーな話題なので真偽の程は分からないが情報通から、そう教わったシングル盤。このあと、デモを作るが結局はバンドは終焉へと向かう。元祖北欧メタルバンドとしては、この安っぽいホラー映画を思わせるようなキーボードのリフ、そしてビックコーラスを使い妙に明るく派手目のホラームービーを想像させるような曲調だが、1985年というリリース当時の背景を考えるとなんとも言えない気分になる。
2曲目に収録される I'm Alive だが、こちらは北欧メタル万歳なストレートに弾ける疾走ナンバー。彼らのルーツたるヘヴィメタルサウンドを感じさせるスピード感が魅力である。ちなみに曲を書いたのはエディ・マルムの方だ。

失恋船長 ★★★ (2023-11-29 10:25:12)


Stronger Than Evil

ウ~ん!?...結局、(少し高いけど)その'18年版リマスターデジパック盤も買っちまった(笑)。
音はクリアさが増していてダイナミックさも向上してて満足出来たな。でも実は...ボーナス曲が目的なんだよ...本当はね(完全未発表っつう曲も収録されてたもんだから)。
これから順を追って2ndも再発されるみたいだけど...あのVHSのみで発売されたライヴ作"Live"[1983年]も単体で発売されるんかな?(未発表ライヴなんかを収録して是非ともお願いしたいところだ)。
しかし...ギリシャの『NO REMORSE』はアツいな...色々とマニア泣かせの作品を再発しつづけているんで。一昔前までは...再発王国と呼ばれた日本の専売特許だったはずなんだけど、国内でのCD売り上げが悪い性で大分尻込みしているよネ...国内レーベルどもは。
...と色々と御託を並べてしまったけど、とにかくこのHEAVY LOADは聴いとけ!!!。

聖なる守護神 ★★★ (2018-05-12 22:24:50)


Stronger Than Evil

念願の再発盤が今年リリースされることになった北欧メタルの黎明期を支えたバンドの通産3枚目のフルアルバム。

北欧らしいクールなメロディと鋭利なリフワーク、その両面を併せ持った魅惑的音楽性を逞しく、そして聞き易く仕上げてきた。

NWOBHM勢の影響下に、初期アイアン・メイデンやジューダス・プリースなどの音楽性を継承。

そこに涙を誘うツインリードが、これでもかと炸裂します。

ドイツにはアクセプト。デンマークにはマーシフル・フェイト、そしてスウェーデンにはヘヴィーロードがいると、マニアを鼓舞し続けた存在として、今なをコアなファン層に愛されるバンドです。

正直者 ★★★ (2018-01-22 21:05:55)


Stronger Than Evil

正しく"邪悪の化身"。
前作よりも幾分キャッチーさが増してはいるが、前作と共に初期北欧メタルの名盤であることに変わりはない。
(個人的には)ヴォーカルはコレでイイのだと云いたい。これだから"漢!!?"を感じさせるし、とっても男臭い音になっているのだ...と。
またイモで上等...本人達もコレで売れようなんて思ってもいなかったハズだし、実際コレでは売れん。
因みにバンドの中心だったWahlquist兄弟は(確か)現在『THUNDERLOAD Studio』を経営していて、ホンのたまにプロデュース業などで名を見かけたりもする...『VENI DOMINE』っつうハイトーンVO.バンドの作品にも名を連ねていたりも...。

聖なる守護神 ★★★ (2016-11-06 10:22:16)


Stronger Than Evil

あのフィル・リノットがベースでゲスト参加した事でも知られ1983年リリースの3rd。前作の流れを組む原始的な香りのする北欧産HM/HRを堪能できます。ボーカルのメロディラインの透明感が増し北欧度指数も上昇いしていますが、バックの熱演ぶりは厳ついメタルなサウンドメイク、このバランス感覚とクセになるマイナー臭激増なメロディがマニアのハートを鷲掴むでしょう。前作より練り上げられた楽曲はより輝きを増しキレのあるリードプレイにグイグイと引き寄せられます。もっとお金を掛け必殺のリフワークや分かりやすいメロディを持ち込み迎合しない独自のスタイルが好きですね。③の終わり方とか面白いですよ。またフィルがベースを弾いている⑥なんかも他の曲と違うニュアンスでアクセントとなっているし疾走ナンバーの①もフィルが弾いているのですがオープニングに相応しいキレがあります。ところどころ後のヴァイキングメタルに通ずる面もありと聴き様によっては実に味わい深い一品ですね。マイナー臭漂うクサメロがバンドの売りになっていますが、この北欧的なひんやりとした風が吹き荒れる正調HM/HRサウンドに思いを馳せずにはいられません。これでシンガーがもっと強力な歌声の持ち主だったら認知度も違ったでしょう、そう思わせる強烈なマイナーリーグに燦然と輝く名盤です。

失恋船長 ★★★ (2015-01-31 13:28:48)