この曲を聴け!
新規発言(全項目, 3日以内) - 6件
The One / ARCTIC RAIN (火薬バカ一代)
恋の歌を唄いましょう / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
汚れた台所 / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
A Lifetime In A Moment / IV / HOUSTON (火薬バカ一代)
Moon Light Lover / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS (MK-OVERDRIVE)
IV / HOUSTON (火薬バカ一代)


MyPage

新規発言(全項目, 3日以内) - 6件
モバイル向きページ 
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)



The One / ARCTIC RAIN

ディーン・カストロノヴォのREVOLUSION SAINTS、あるいはトニー・ハーネルのLOVELKILLER等、FRONTIERS RECORDSが主宰するメロディアスHR系プロジェクトに楽曲提供を行うことで、ソングライターとしての腕を磨き徐々に知名度を高めていったスウェーデン出身のKey奏者ピート・アルペンボルグ。本作は彼により結成されたARCTIC RAINが’20年に同レーベルから発表した1stアルバムに当たる作品です。(日本盤はマーキー/アヴァロンからのリリース)
自身が奏でる煌びやかで透明感を湛えたKeyサウンドを全面に配した、北欧産ならではの哀愁のメロディ/キャッチネス/ハードネスがバランス良く配合されたサウンドは、「北極の雨」を意味する美しいバンド名と、見目麗しいジャケット・アートワークにビンビンに高まったこちらの期待を裏切らない、見事な完成度を提示。SAHARA、CODE REDといったバンドへの関与でメロディ愛好家から高い信頼を勝ち得ているシンガー/ソングライターのウルリク・レンクヴィストを曲作りのパートナーとして招いていることも楽曲のクオリティUPに貢献しており、とりわけマグナス・ベルグラント(G)のテクニカルな演奏が楽曲をキリリと引き締める②.無名とは思えぬトビアス・ジョンソン(Vo)のエモい熱唱が胸を締め付けるバラード⑤、爽やかな空気を振り撒くコーラス・ワークが秀逸な⑧、アルバムを熱くハードに締め括る⑪辺りは、その成果が遺憾なく発揮された名曲に仕上がっていますよ。
買ったはいいが封も開けず積んだままになってしまっている2nd『UNITY』(’24年)も、質の高さは疑う余地がないので早く聴かんといけませんね。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-06-27 07:54:56)



恋の歌を唄いましょう / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
イントロでピンと来たあなたはソフトロックファン確定です。そう、BREADの"Dismal Day(灰色の朝、1969年)"ですね。して歌詞は"チャペルの鐘に~指輪も捨てられず"から分かる通り婚姻後の破局、それを原坊が歌うことでオブラートに包んでいます。音楽的背景の幅広さに感心しながらも、いくら分かり合った夫婦とはいえパートナーにこんな内容を↑中曽根さんの仰るように歌わせる桑田に引いてしまうので寸止め評価。

MK-OVERDRIVE ★★ (2025-06-27 01:48:35)



汚れた台所 / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
"ニッポンのヒール"に続いて現代社会を皮肉った風刺ソング。特徴的なギターリフはHR調でもありT. REX風にも聞こえます。メンバー6人のみでの一発録りらしい生音っぽさ、そこへDYLAN唱法のヴォーカルで"平和という神経ガスにCheers!!"などなど痛烈な歌詞、しかし痛快なパンクロックが響きます。当時から約10年おきに9.11、3.11、例の感染症と惨禍を経てきても平和ボケな状況は何ら変わってませんね。ネット社会、ネット民、無自覚のスマホ中毒、ほらそこのあなたもと言いつつ自分も顧みねば。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-06-26 01:52:36)



A Lifetime In A Moment / IV / HOUSTON
神秘的なイントロから疾走へと転じるハードポップ・ナンバー。
北欧らしい涼し気なメロディと、キャッチーで軽やかな
コーラス・ワークが蒸し暑く寝苦しい夜に快適な空気を運んできてくれますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-06-26 00:56:44)



Moon Light Lover / Young Love / SOUTHERN ALL STARS / SOUTHERN ALL STARS
真っ先にCHICAGOの"Questions 67 and 68"を連想した私ですが音像はそれより遥かに穏やかなブラックコンテンポラリー風のバラード。"行き過ぎたくらい愛されてスゴイ"そして"折れそうなくらいサヨナラは辛い"というからTUBEが得意なひと夏限りの恋の歌でしょう。でもあちらよりひと回り上のサザンに掛かればこういう大人の雰囲気重視な曲が出来上がります。NIFTY-ServeのCMソングとかアナログ人間には縁の無い話ですなぁ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-06-25 01:45:15)



IV / HOUSTON

デビューから10年の歳月をかけてコツコツと実績を積み上げてきたハンク・エリックス(Vo)率いるスウェーデン出身のメロディアス・ロック・バンドHOUSTONが、FRONTIERS RECORDSとの契約を得たことで、ようやく本邦初見参を果たすこととなった’21年発表の4thアルバム。
シンセ・リフが淡々と刻まれるOPナンバー①が、6分を超える長尺の割に(このバンドにしては)イマイチ掴みに乏しいため一瞬不安を覚えたりするものの、なんのなんの。初期作をクリエイティブ面から支えたプロデューサー/ソングライターのリッキー・デリンと久々にがっぷり四つに組んでレコーディングが行われているだけあって、2曲目以降で本編は大きく盛り返しその不安をしっかりと払拭してくれます。
ハンクの伸びやかな歌声が主役のAOR/産業ロック寄りのポップなサウンドを基軸としつつ、アップテンポのロック・チューンも要所に配置して緩急を演出。もろに“EYE OF THE TIGER”風な⑦が物語る通り、全体的にSURVIVOR(というかジム・ピートリック)リスペクトを伺わせる仕上がりとなっており、とりわけヴァースからコーラス・パートにかけて聴き手をグッと惹き込むメロディ展開の巧みさには舌を巻きますよ。清涼感を振りまきながら駆け抜けていくハードポップ④、1曲の中で暗から明へとメロディが豊かなグラデーションを描く⑧、広がりを感じさせるサビメロが得も言われぬ高揚感を生み出す⑪辺りは、本家SURVIVORにも肉薄する魅力的な名曲となっているんじゃないでしょうか。
キャリアに裏打ちされた安定感と安心感に心和む1枚となっています。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-06-24 22:48:20)